昨年末、NHKで放送された《白銀の大縦走〜北海道分水嶺ルート670km〜》を、ぬくぬくお布団の中から観ていた。職場の山好き青年から仕事納めの日に教えてもらった番組に、えらく夢中になった。
その後、YAMAPのフォロワーさんから「野村さんの講演会があるのはご存知ですか?」とコメントがあり、秒で申し込みをしたのです。私は優しい人達からの情報のお陰で、人生が豊かになっているな。
場所は《かでるホール》
雪まつり開催中とあってか、大きな雪だるまが作られていた。
18時30分〜20時の1時間半。主催の日本山岳会北海道支部の方たちだろうか、受付等スタッフをしていた。
テレビで見た野村氏よりも、もっとほわっとした語り口の青年だった。そりゃそうだ、あの時は極寒の大縦走の最中だったんだもの。
内容としては、ヤマケイオンライン連載中の《積雪期単独北海道分水嶺縦断記》と重複するんだけど
番外編 ドキュメンタリー番組の舞台裏|宗谷岬から襟裳岬~670㎞63日間の記録~ YAMAYA - ヤマケイオンライン / 山と渓谷社
未公開の動画等と合わせて、道北・大雪十勝・日高のそれぞれの話を聞くことができた。
武利岳北陵フリーソロ全荷シートラはとても厳しかった…など。
失敗から学び、再確認
実は今回の成功の裏には、2021年一度チャレンジ失敗(その時は南下ではなく北上する計画)して企画の練り直しをし、リトライとなったと言っていた。(詳しくはヤマケイオンラインにも書かれている。)
そして、単独行のシンプルさと奥深さを体感しながら、日頃の仲間やサポートのありがたさも同時に深く感じたそう。
一つ一つのミスはありがちなミス
テレビではストックが折れるというアクシデントが起きたが、それ以外にもバックルの破損やテントポールを流してしまったりなどがあったと言っていた。
それに対して、一つ一つのミスはありがちなミスだったと。集中力が下がりぼんやりしながらのルートミスもあったそう。
リカバリの難しさや、計画のプレッシャー、目の前に食べ物があるというのに空腹でも食べることができない辛さなども語っていた。
次の挑戦へ
そして、今度はヒマラヤ未踏峰にチャレンジ予定と言っていた。場所はジャルキャヒマール6,473m。
どこじゃい!とGoogleMapで「ジャルキャヒマール」と入力しても《ホテル雅叙園東京》が出てくるんだけど、なんで?
野村氏には無事成功してもらい、またもや私達をわくわくさせてくれる記録を見せてほしいと思ったのでした。