まこ雑記帳

北海道札幌市から、なんでもない日々をつらつらと

『人生クライマー山野井泰史と垂直の世界』

明けましておめでとうございます。

今年もほそぼそ続けていきますので、よろしくお願いいたします。

 

職場の山好き青年に教えてもらった『白銀の大縦走~北海道分水嶺ルート670キロ』を年末に観ました。北海道の新鋭登山家が、宗谷岬から襟裳岬までの山々を繋いで踏破するというNHKドキュメンタリー番組。

すごい!←語彙力 これに尽きる。

この番組を観て、『人生クライマー山野井泰史の垂直の世界』を観に行こうと決めたのでした。


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私、この映画を知るまで山野井泰史さんのお名前を存じ上げていませんでした(山登る人はイッテQ!の天国じじぃこと、貫田宗男氏しか知らない)。

が!夫のヒゲメガネが「クライミングの人で手足の指を凍傷で壊死した人だよね」と言っていたから、私が物知らず過ぎるのだと思う。ちなみにヒゲメガネは山にはあんまり興味がない人です。


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シアターキノにて1月6日まで上映中

2021年にアジア人初のピオレドール生涯功労賞を受賞した山野井泰史氏のドキュメンタリー映画。1996年マカルー西壁単独行挑戦の密着取材から始まり、37歳でヒマラヤ、ギャチュン・カン北壁登頂に成功(北壁第二登)するも、嵐と雪崩に巻き込まれ、重度の凍傷に罹り、両手の薬指と小指、右足の全ての指を切断し、それでも未だ垂直の世界に魅せられている山野井氏。

同じくクライマーで妻の山野井妙子さんとの生活も描かれていて、これが死と隣り合わせのクライミングとは対極のスローライフスタイル。命の振り幅が激しすぎ。

こんなすごい人がいるんだ!と見入ってしまった。限界に挑戦して、命を確かめている。現実にいながら、気持ちは山に向いている目をしていた。

お時間ある方、おすすめです。お時間無い方にも観てほしい映画でした。


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